寿命石の近くにある柏の木ですが、新芽が出てきました。当社のご社紋は柏の葉です。
寿命の神さまお多賀さんと、柏の葉とのご縁は、平安時代、後白河法皇に東大寺の再建を命ぜられた俊乗坊重源が当社で祈願した際、
柏の葉に虫食いの跡によって示された二十年の寿命を授かり、無事に東大寺を再建されました。
その虫食いの字をみると、延の字に草冠のついた「莚(むしろ)」という字で、草冠は十と十からなることから二十年となります。
新芽が出るまで古い葉が落ちないことから「代が途切れない」とされ縁起の良い物とされています。
また幹がコルク質で耐火性があることから家紋として用いられたり、昔から柏餅にもよく使われています。
皆様にも、この木の様に子孫繁栄・莚命長寿のご神徳がありますよう、心よりお祈りいたします。
(写真は、古い葉と新芽がある状態です)
柏の葉が大きくなりました。